Sunday, May 22, 2011

戦場のメリークリスマス

かねてから見たいと思っていた『戦場のメリークリスマス』を見た。どんな映画なのかとか誰が出演しているとか何も知らず、知っているのは主題歌だけだった。見る前に調べてみると、坂本さん本人、ビートたけし、David Bowie が出演していることが分かりますます見たくなったのだった。(当時もその3人が出演していたことによって映画の話題性はとても高かったらしい。)

戦時中のジャワ島にある日本軍の外国人捕虜収容所が舞台。描かれているテーマは、他の戦争映画に見られるようなものではない、と僕は思った。(僕は何十本、何百本も見比べているような映画マニアではないから軽く聞き流して欲しい。)他の戦争ものの映画というのは、誰が望むこともなく始まってしまった戦争の中で、様々な思いを胸に戦う日本兵士、あるいは各国の兵士たちのやるせいない悲しみを主に伝えようとしているのではないかと思う。が、一つの映画で両方の視点から戦争を描くのはなかなかできないことだと思う。ある一方の国の側から見るのが大半ではないだろうか。

しかし、戦場のメリークリスマスでは、戦争そのものの悲壮感よりも、いろんなものが映し出されているという印象を受けた。(・・・少し書いてはbackspaceという作業を繰り返しているので、自分の言葉で説明するのは諦めた。)とりあえず、日本の捕虜収容所という舞台を通して、日本の価値観、西欧の価値観がよくよく描かれていたのでは、と思います。

たけしはまだまだ若く、坂本さんはなによりかっこよく、David Bowieももちろんかっこよかった。ちょっとカマっぽい坂本さんにDavid Bowieが軽く接吻(?)するシーンがあるが、いやいや色っぽかった。エロかった。

1980年のY.M.O武道館ライブの動画を見つけたので、是非。二人(坂本龍一と矢野顕子)がいつ結婚したのとか知らないけど、Y.M.Oのライブにもサポートで参加するくらい密な関係だったんだなあ。



ついでにRydeenも。



今の時代に生まれてきたことはとても幸運だと思っている。ゲームとか電子機器とかそういうテクノロジー的なことで考えると本当にそう思う。でももしこのY.M.Oのライブにいることができたならそれもとても幸運なことだと思う。80年代に20代を迎えるってことは父親と同年代になるってことなんだけど笑

もうちょっと軽いわがまま言うとあと15, 6年早く生まれてPizzicato Fiveとか Flipper's Guitar
とかOriginal Loveとかいわゆる渋谷系って言われてる時代に大学生をやりたかったなあ、って思う。

でもきっと自分に子供ができたら、「おれもポケモンがあるときに小学生やりたかったわー」とか言うと思う。結局、みんな ”いま” なんだよね。

Farts

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